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高性能タイヤのすすめ④

少し前の記事で完結していなかったタイヤの種類、について引き続きご紹介いたします。

↓前回の記事はこちら

今回は最近勢いのあるチューブレス(チューブレスレディ)についてです。
画像はVittoriaの「CORSA」を例に紹介いたします。

チューブレスタイヤとは
ロードバイクやクロスバイク向けにはここ数年で急増している規格です。
チューブレスはその名の通りチューブがないことが特徴です。
ホイールもタイヤもクリンチャーと似た形状ですが、チューブなしでタイヤを取り付け、空間に空気を入れることでビードをリムに引っ掛けてタイヤを保持します。
また、チューブレスレディの場合はシーラント(液状のパンク防止剤)が必須となっており、シーラントを入れることで気密性を確保しています。

メリット
・パンクをしてもシーラントで塞がる場合が多い
・エアボリューム(空気の量)が多いため、乗り心地が良い。
・エアボリューム(空気の量)が多いため、路面からの抵抗も少ない。
・チューブがない分軽量化につながる
・(フックレス構造の場合)リム重量が軽い
・低圧で乗ってもリム打ちパンクしにくい

デメリット
・複雑な構造のためリムの重量が重い(フックレスは除く)
・パンクをした際、チューブを入れて対処する場合はシーラントで手などが汚れる。
・パンクをした際、シーラントが飛び散り自転車も自分も汚れる。
・タイヤとの相性によっては取り付け、取り外しが難しい。
・タイヤが専用品しかつけられない場合がある
・タイヤが重たい

まとめ
マウンテンバイクでは一般的、ロードではチューブラーに変わる高性能なタイヤカテゴリとして注目されているチューブレス。
近年ではワールドツアーの選手が使っている場面もあり、快適性と高性能を両立させつつあるタイヤです。
シーラントが入っているため多少のパンクなら気にせず走行することもできるので普段使いとしても決戦用としてもおすすめできます。

反面大きなパンクに陥った際は手を汚すことになりますし、タイヤとリムの相性が悪いと取り付けも取り外しも困難な場合があるので注意が必要です。

最近ではほとんどのメーカーが力を入れて開発をしており、今後ますます高性能なタイヤやホイールが増えてくると思われます。

初めてチューブレスを試すという場合は是非スタッフまでご相談ください。